最近週末とかまとまった休みがあると1クールもしくは2クールアニメマラソンするのにハマっていて、その時に「アニメ おすすめ ランキング」とかで検索して見るものを決めたりしているのですが…






「あの花だー」
「もうみた」
「CLANNADだー」
「もうみた」
「SHIROBAKOだー」
「もうみた」

そういう記事は有名な名作ばっかで、「あの作品名作なのに見なくね?」と感じ、この記事を書きました。(上記で挙げた作品に特に意味はないです。むしろ全部大好きです。)
今まで約75本のアニメを見てきた中で本当に面白い作品だけを厳選してるので、是非参考にしてください!
(僕はラブコメとか青春ものが好きなのでかなりジャンルに偏りがあります。あと隠れた名作というのも自分の主観なののでご了承ください)
・リトルバスターズ! (26話+13話)
絶望の淵にいた少年、直枝理樹。そんな彼に手を差し伸べたのは、正義の味方「リトルバスターズ」のリーダーを名乗る棗恭介だった。それからはずっと、お祭り騒ぎのような日々。いつしか理樹の心の痛みも少しずつ癒されていった。ーーあれから数年。5人は同じ学校の寮で暮らし、相変わらずお祭り騒ぎの毎日は続いてる。だが、恭介の就職活動が始まり、理樹は仲間たちがバラバラになることを心配していた。そんな時、いつだって何かしてくれるのが恭介だった。「野球チームを作る。チーム名は……リトルバスターズだ!」リトルバスターズが青春の日々を駆け抜ける。(出典:公式サイト)
この作品の見どころは、物語終盤の予測不能な怒涛の展開と、今作のメインテーマである「友情」です。
ギャルゲーが原作の本作は、1期が個別ルートメイン、2期で共通ルートのクライマックスに向かっていくのですが、個別ルートの伏線を一気に回収して最後まで駆け抜ける2期後半は爽快で本当に一瞬も目が離せません!そして、涙腺崩壊不可避です!
あと、魅力的なキャラクターと見ていて楽しいキレのあるギャグパートも魅力の1つです。
これは名作と言われる作品全般に言える事なのですが、例えば、本編がずっとシリアスだと見ていて疲れますよね。でも、本当に笑って見てられるパートとのメリハリの良さは程よく、2周目も楽しんで見れます。
key作品といえば、CLANNADやAngel Beats!などが有名ですが、この作品ももっと日の光を浴びてもいいと思います(ちなみにkey作品は全部完走してますが、ハズレは1つもないです)
・妹さえいればいい。 (12話)

「妹さえいれば人生は常に最高なのに、なぜ俺には妹がいないのか……」妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカの 小説家・羽島伊月の周囲には、 天才作家にして変態の可児那由多、 女子大生の白川京、イラストレーターのぷりけつ、 鬼畜税理士の大野アシュリーなど、 個性豊かな人物たちが集まっている。それぞれ悩みを抱えながらも、小説を書いたり ゲームをやったりお酒を飲んだり確定申告をしたり といった、賑やかな日常を送る伊月たち。 そんな彼らを温かく見守る伊月の義理の弟・千尋には、 ある大きな秘密があって―。楽しくも心に刺さる、天才や凡人や変人たちが 繰り広げる青春ラブコメ群像劇、スタート! (出典:公式サイト)この趣旨の記事でこの作品が紹介される事とは意外に思われるかもしれませんが、少なくとも去年(17年)のラノベアニメの中では(評価とか関係なく)一番成功した作品ではないかと思います。
冴えカノもめっちゃ良かったけど
原作は「はがない」で有名な平坂読さんのライトノベルで、同作は「このライトノベルがすごい! 2018」では文庫部門10位に輝いています。
この作品はラノベ作家の日常を描いた作品で、その中で生まれる葛藤や苦悩、そして恋愛を描いた人間群像劇となっています。
クリエイターにとって自分の作品がいかに大事でかけがえのないものなのか、そしてファンの存在、アニメ化の苦労…他の作家への嫉妬……など、ラノベ作家がラノベ作家について書いてるので、まあ当然と言えばそうですが、リアルな苦悩や葛藤が見られて、色々考えさせられることもあると思います。
この作品の裏のメインテーマ(?)は
「誰かが一番欲しいものはいつも他人が持っていて、しかもそれを持ってる当人にとっては大して価値がなかったりするー」
(アニメ2話より引用)
例えば、ラノベ作家「羽島伊月」の知り合いで女子大生の「白川京」は、伊月との繋がりでいつしか他のラノベ作家達とも友達になっていくのですが、自分はただ適当に大学生活を過ごしているのに対して、同じ年代なのに、作家として立派に仕事をしている彼らにコンプレックスを抱いてたり…
個性豊かの登場人物がみんなそれぞれの悩み、苦しみ…そんな作品です。
また、最初に去年のラノベ作品の中で一番成功した作品、と書きましたが、その理由として、原作者が全話脚本を書いていて、原作の時系列とか、設定とかを上手く改変し、製作陣の遊び心もかなり入っていて、アニメ一本としてしっかり完結しているという点ですごいと思いました。(僕はアニメ終了後に原作全巻爆買いしました)
言い忘れてましたが、半分くらいはギャグパートで下ネタめっちゃ多いので好きな人は本当に好きな作品だと思います。(ギャグとシリアスのメリハリは完璧)
・結城友奈は勇者である (12話+12話)

結城友奈、13歳。勇者部に入ります。結城友奈は朝起きて、支度して、学校へ行き、授業を受けて、部活して、友達と遊んで…。そんな普通の日常を過ごしている中学2年生。あえて特殊な点をあげるなら、彼女の所属する部活は「勇者部」。その活動内容とは?不思議な存在、バーテックスとは?神世紀300年、少女たちの物語―。(出典:公式サイト)
この作品は、通称「ゆゆゆ」と呼ばれる「勇者部」に所属する女子中学生達を描いたほのぼの日常系アニメです。
嘘です。
勘の良い人は、あらすじに「バーテックス」とか「新世紀」とか日常系とは無縁な物騒な言葉が並んでいるので察するかもしれませんが、この作品は「新日常系」というジャンルを確立したハートフルボッコアニメです(自分が今まで見たアニメで一番辛かった…)
<新日常系とは>
・日常系→「日常っていいよね (共感)」
・新日常系→「日常っていいよね(痛感)」
(ニコニコ大百科から引用)
例えば、まどマギやがっこうぐらし!といった作品もこのジャンルに該当します

実際は、謎の存在バーテックスと戦い、人々を守る勇者達の日常(⁉︎)を描いた物語です。
日常系だと思ってこの作品を観ると早速1話から戦闘シーンがあって、かなり衝撃は受けるのですが、戦闘シーンを除けば意外とちゃんと日常してるんですね、実は。なんだ大した鬱アニメじゃないんじゃんと思っていると………
この作品は1期8話から本性を見せるのです。
1期前半にもしっかりと伏線を貼り、見事な回収と共に視聴者をどんどん苦しめていきます…。
また、設定が本当に秀逸というか、とても面白いので、ストーリー自体は本当に楽しめるものになっています(それが視聴者を絶望のどん底へと落としてるんだけど)
ちなみに、2期でストーリーもきっちり完結しています。
・宇宙よりも遠い場所 (13話)

そこは、宇宙よりも遠い場所──。何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリこ とキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
数々の名作を生み出した、いしづかあつこさんが監督、花田十輝さんが脚本の、通称「よりもい」と呼ばれる、原作のないオリジナルアニメーション作品です。
この作品は、4人の少女たちのthe・青春を楽しむアニメです。
高校生になったら何か変わりたいと思っていた少女、玉木マリ。南極への強い想いを持つ少女、小淵沢報瀬。人との関わりが苦手で高校に行ってない少女、三宅日向。芸能活動ばっかりで友達が出来た事のない少女、白石結月。そんな何の関わりもなさそうな4人を結びつけたものが、「南極」だったのです。だから、それぞれ抱えるものも違えば、南極に行く理由も違うかもしれない。でも、そんな4人が1つの目的の為に助け合い、支え合い、1つになっていくのです。
また、登場人物が良い意味でも悪い意味でも女子高生っぽいんですね。責任は押し付け合うし、割と言いたい事はハッキリ言うし、会話の内容も薄っぺらかったり…そんなリアリティ溢れる作品になっているので、感情移入めっちゃするし、見ていて面白いです。
あと、特筆すべき点は、この作品は神回しか作れないということです。なんと、1話から現在10話まで、ハズレ回と言われるような回が1つもなく、毎回面白いし、泣けるんです。
<追記(3/29)>
全13話中13話が神回でした!
これは歴史に残る名作アニメです!
この作品を紹介するためにこの記事を書いたと言っても過言ではないレベルなので、話題にならずに埋没してはいけない名作アニメだと思います
・凪のあすから(26話)

その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。海底にある海村で暮らす先島 光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木 要と地上に暮らす木原 紡。海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら、今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。ちょっと不思議な世界で繰り広げられる少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)。
この作品を隠れた名作というのは少し無理がある気もしますが、僕が今まで見た中で一番面白かったアニメなので紹介したいと思います。
花咲くいろは、SHIROBAKOなどで知られるP.A.WORKSのオリジナル作品で、ラブコメとファンタジーを組み合わせた内容になっています。
変わらないもの、変わってしまうもの、海に憧れる気持ち、変わらない想い、人を好きになる気持ち…登場人物達の色々な感情が丁寧に描写されています。
ファンタジー作品として見ても、ストーリーや設定が面白く、また美しい作画も合わさって、回を追う毎に凪あすの世界にどんどん引き込まれていきます。
本当にネタバレとか全くなしで見て欲しい作品なのでこれ以上は何も語りません。
見てないのは人生損してます!これは後世に残る名作です!!